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退職金は一時金でもらえますか?

年金の税金には、「公的年金等控除額」という非課税枠もありますが、一時金の「退職所得控除」と比べると額は少なめですし、それを超えた部分がそのまま課税所得となるので、税金負担はどうしても大きくなりがちです。 しかも、年金型でもらうと国民健康保険料の計算にも影響してくるので、国保や介護保険料の負担も大きくなります。 その上、年金収入が多いと、医療費や介護費用の負担割合も高くなるといったデメリットがあります。 年金や社会保険料は、 制度自体が疲弊していて将来「改悪」されていく可能性は高く、年収が高い老人の負担は、ますます増えることが予想されます。 そういったリスクも加味すると、退職金は基本的には一時金でもらっておいたほうがいいと思います。

退職金の一時金受け取りと年金受け取りはどっちがいいの?

退職金の年金受け取りを選ぶなら、全額「年金受け取り」にするのは避け、「一時金受け取り」と組み合わせるのがいいでしょう。 二つ目と三つ目は、「公的年金等控除」です。 60~64歳は年最低70万円、65歳以降は年最低120万円になります。 65歳以降の控除枠は多くの人が使っていますが、60~64歳の控除枠は使っていない人もいます。 退職金の一時金受け取りと年金受け取りについて、【図3】にメリットとデメリットをまとめました。 一時金受け取りで注意してほしいのは、まとまったお金が入って使ってしまったり、「退職金運用病」になったりして、結果的に老後資金を減らしてしまう人がいることです。

退職金は一時金で受け取るのが一番おトクですか?

退職金の受取方法を、「一時金」か「年金型」かで選べる場合「どう受け取るのが一番おトクか」を知りたいというご相談はとても多いです。 「年金型」の場合、支払いまでの間会社が運用してくれるので、「一時金」よりも利息がつく分退職金が増えるから、と年金型を好む人がいます。 その気持ち、わからなくもありませんが、 退職金の手取りを最大化する第一のポイントは「税金を低く抑えること」 です。 退職金の税金は、一時金でもらうほうが断然おトクです。 以前の連載 で説明したように退職金は「一時金」でもらうと、「退職所得控除」という勤続年数に応じた非課税枠があります。 この非課税枠の範囲に収まる退職金であれば税金は1円もかかりません。

一時金と年金どっちがお得?

一時金は、非課税枠である退職所得控除が大きく、さらに所得を計算する際に半分となります。 そのため、控除のみを考えれば一時金の方が年金よりお得といえます。 具体的な控除額は、先に示した表にあてはめて確認してみてください。 しかし、必ずしも一時金型の退職金がお得なわけではありません。 例えば、年金型の退職金は、未払い分のお金を会社が運用してくれることがあります。 これによって得た利益は退職金に上乗せされるため、単純に退職金が増える可能性も出てきます。 また企業によっては一時金と年金を併用している場合もあるので、受け取り方が必ず2パターンになるわけではありません。 さらに、お得かどうかという観点だけで退職金の受け取り方を検討するのは不十分だともいえます。

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